金利の種類 |
続いてはネットバンクの金利についてです。ネットバンクは皆様からお預かりしたお金を運用することで利息を
得ておりお客様へお支払いする預金利息はその運用収益の中からお支払いしております。皆様が預けた預金等の元本に対しどのくらいの利息を得られるのでしょうか?最近
の金融商品は高度化・多様化しおり少しわかりづらいものもございますので簡単ではございますがご説明いたします。金融商品の金利にはいくつか種類があり、
1 単利か複利か
2 複利なら1年複利か半年複利か
3 年利か月利か
4 固定金利か変動金利か
5 運営期間は
6 付利単位は?
7 付利最低残高は?
これらもとに算出された利息を元本で割った数値を利回りと呼びます。上記の種類により半年後・1年後・2年後のの金額が変わってきます。その金融商品の特徴をつかむと
ともに自分がどのくらいの期間預けるかによって選ぶ商品が変わってきます。
ただ単純に金利だけでは損をしてしまうかもしれません。また、利子には税抜と明記されていることがあると思いますが税金がかかります。預金等の利子(利息)には20%の
源泉分離課税が適用されたり、割引金融債、割引国債については発行時に18%の源泉分離課税が適用されます。ココから初めてのネットバンク利用者の為にご説明致します。
《単利と複利》
単利と複利とは単純に利息の計算方法の事で、単利とは利息を元本に組み入れずに計算する方式の事を指します。
元本金利=元本×(1+年数×年利率/100)
複利とは利息を元本に組み入れて計算する方法。
1年複利の場合:元利合計=元金×(1+年利率/100)年数とおり短期間ですとほとんど差がありませんが長期間で運用を考えた時に差が大きくなります。
《固定金利と変動金利》
ある金融商品(預金、国債、ローンなど)の取引時の金利が満期(完済)時まで変わらないものを固定金利といい、変わるものを変動金利といいます。
《付利》
付利単位とは預金などの利息を計算する際の金額の単位で100円単位、1円単位など。また付利最低残高とは利息の計算の際に必要な残高の最低額のことで1000円以上、1円以上など。
《源泉分離課税》
源泉分離課税とは預金の利子の場合、銀行などが個人のお客様に利息等の支払いの際に、法によって定められた一定の税率で所得税を徴収し、それだけで納税が完結するというものです。
したがって他の所得と合算する必要がなく、改めてお客様個人が税務署等に申告する必要がないものです。
源泉分離課税の商品
1. 預金、公社債、合同運用信託、公社債投資信託
2. 投資信託の収益の分配など
3. 会社型投資信託で、公募かつ、オープン・エンド型であるものの配当
4. 懸賞金付預金等の懸賞金等
5. 定期積立の給付補てん金
6. 抵当証券の利息
7. 貴金属などの売戻し条件付売買の利益
8. 外貨預金で、その元本と利子をあらかじめ定められた利率により円に換算して支払うこととされている換算差益
9. 特定の割引債の償還差益
このように金利だけでも様々な種類と仕組みがありますのでしっかりと各銀行の情報を理解してからご利用した方が、お得に資金の運用ができると思います。